テレワーク中に副業はできる?時間の線引きと在宅向きの仕事の選び方

テレワークで通勤時間がなくなると、その分が副業に使える時間になります。ただし、勤務時間中に副業をしてよいわけではありません。線の引き方と、在宅で完結する副業の選び方を整理します。

通勤がなくなると、使える時間の形が変わります

往復90分の通勤がなくなれば、週5日で7時間半が空きます。まとまった時間ではなく、朝と夕方に分かれた形で戻ってくるのが特徴です。この「細切れだが毎日ある時間」に合う副業を選ぶと続きやすくなります。

使える時間の形 向いている副業
朝夕に30〜60分ずつ アンケート・ポイントサイト、フリマアプリの出品と発送、ライティングの短い案件
夜にまとめて2時間以上 クラウドソーシングのプロジェクト案件、スキルシェアでの相談対応
土日にまとめて 出張撮影、講座の開催、単発のアルバイト

勤務時間との線引きは、はっきりさせておく

テレワーク中は上司の目がありませんが、勤務時間は労働に専念する義務(職務専念義務)があります。勤務時間中に副業の作業をすれば、テレワークかどうかにかかわらず問題になります。

また、本業と副業がどちらも雇用(アルバイト等)なら労働時間は通算されます。テレワークで本業の勤務が終わったあと副業のシフトに入る場合、合計が法定労働時間を超える部分は割増賃金の対象です。業務委託の形なら通算されないのが一般的です(契約名が業務委託でも、働き方の実態によって雇用と判断される場合があります)。

会社の備品・回線・情報は使わない

会社から貸与されたPCや回線を副業に使うと、情報管理の観点で問題になります。副業用の端末とアカウントは分けるのが基本です。モデル就業規則が禁止・制限の理由として挙げている「企業秘密の漏洩」に触れないためにも、ここは切り分けておいてください。

在宅で完結する副業を選ぶときの見方

確認する順番

  1. 登録から入金までオンラインで完結するか。面接や来社が要るものは、テレワークの時間の使い方と噛み合いません
  2. 納期の刻み方。「1週間で1本」より「1日で1本」のほうが、細切れの時間には合います
  3. 報酬の決まり方。時間で決まるのか、成果で決まるのか。成果型は最初の単価が低くなりがちです
  4. 雇用か業務委託か。労働時間の通算と住民税の徴収方法が変わります

在宅で完結する仕事を探せるサービス

副業としてのメリット・デメリット

メリット デメリット・注意したい点
  • 通勤時間が副業に使える時間になる
  • 在宅で完結する副業なら、移動のロスなく切り替えられる
  • 業務委託の形なら、本業の労働時間と通算されない扱いが一般的(業務委託の場合。実態により判断)扱いが一般的(働き方の実態により判断されます)
  • 勤務時間と副業の時間の線引きを自分で管理する必要がある
  • 会社の備品・回線・情報を使わないよう分ける手間がかかる
  • 在宅の仕事は単価が下がりやすく、最初のうちは時間あたりの収入が低くなりやすい

次に読むなら

この記事で参照した資料

  • 厚生労働省「モデル就業規則」(令和7年12月版)第70条
  • 厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(令和4年7月8日改定版)
  • 労働基準法38条1項

この記事に書いた制度の内容は 2026年8月22日 に、国税庁・厚生労働省・総務省など発表元の資料で確認しました。制度は改正されることがあるため、手続きの前に必ず最新の内容をご確認ください。

副業の新着情報が得られる!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Xでフォローしよう

おすすめの記事