
副業で使うAI・仕事ツール22種類を、6つの用途から紹介します。選ぶ基準は自分がどんな仕事をして、何を相手に届けるか。初心者向けと専門向けを区別し、仕事内容の例も添えました。
道具自体から報酬がもらえるわけではありません。対価が発生するのは、依頼に合う記事やデザインを作る、動画を編集する、業務を改善するなど、成果物や仕事を提供したときです。AIの下書きを確認し、納品できる品質に仕上げる工程は残ります。
この記事の目次 9項目
最初は文章AIを1つとCanva。必要になったら管理ツールを足す
文章やSNS投稿、資料作成から始めるなら、ChatGPT・Claude・Geminiのうち1つとCanvaで、企画、下書き、見た目の調整まで試せます。最初から複数の文章AIを揃えるより、1つの仕事を完成させる使い方を覚えましょう。
調査が多ければPerplexity、依頼や納期の管理が必要ならNotionを検討します。動画や開発の道具は、仕事が決まってから追加すれば十分です。まずは架空の依頼を1つ決め、見せられるサンプルを作ってみてください。
| やりたいこと | 掲載ツール | 仕事の例 |
|---|---|---|
| 考える | ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexity | 記事の構成、企画、調査資料、要約 |
| 作る | Canva、Adobe Firefly、Figma、Descript、Runway | SNS画像、デザイン、資料、音声・動画編集 |
| 売る | HubSpot、Salesforce | 営業準備、顧客・商談管理、営業支援 |
| 届ける | Synthesia、HeyGen | 教材、説明動画、動画の翻訳・吹き替え |
| 管理する | Notion、Asana、Linear、Jira、n8n | 案件・タスク管理、手順整理、業務自動化 |
| 作り込む | Codex、Claude Code、Cursor、GitHub Copilot | Web・アプリ・業務ツールの開発、修正、テスト |
考える:調べる・文章を整える
文章AIは、依頼内容を整理し、構成や下書きを作る段階で役立ちます。似た用途が多いので、使い慣れた1つから始めて構いません。調査結果を仕事として納めるときは、AIの回答だけでなく、元の資料や公式情報を確認します。
ChatGPT|企画と文章のたたき台を作る
できること:ChatGPTは、文章案の作成、要約、資料整理に使う対話型AIです。相手や目的、長さを指定して下書きを作り、やり取りしながら内容を詰められます。公式サイト
仕事の例:記事の構成、SNS投稿、取材の質問リスト、提案書の骨子づくり。依頼主の情報を整理してから使います。
向く人:文章・事務・企画の副業を試す初心者向け。事実や表現を確認し、自分で修正して完成させる練習に使いましょう。
Claude|資料を整理して文章や提案につなげる
できること:Claudeは、資料をまとめ、アイデアを文章や提案の下書きにするAIです。材料から論点を取り出し、用途に合わせて書き直す作業に使えます。公式サイト
仕事の例:説明資料の要約、記事の構成、案内文の改善、提案資料の原稿づくり。資料の事実と自分の提案を分けて仕上げます。
向く人:読む・書く仕事を始める初心者向け。ChatGPTなどと用途が重なるので、修正しやすいものを1つ選んで構いません。
Gemini|調べた内容を企画や文章にまとめる
できること:Geminiは、情報整理、文章作成、アイデア出しを支援するGoogleのAIです。調べた材料から記事の構成や説明文を作る用途があります。公式サイト
仕事の例:ブログの見出し案、サービス説明の下書き、投稿テーマの案出し、調査メモの整理。
向く人:文章や企画を試す初心者向け。Googleのサービスを日常的に使う人は、使いたい機能や連携が自分の環境に合うかも確認しましょう。
Perplexity|出典をたどりながら調べ物をする
できること:Perplexityは、Webを検索し、回答と出典リンクを示すサービスです。テーマの全体像をつかみ、詳しく読む資料を探す入口に使えます。公式サイト
仕事の例:競合調査、記事の資料集め、取引先の事業調査、比較表の材料整理。
向く人:初心者にも使える調査補助。出典があるだけで正確さは保証されないため、採用する情報はリンク先の内容・更新日・条件を確認します。
作る:画像・資料・動画を作る
制作ツールは、相手に見せられる成果物を作るために選びます。SNS画像や資料、Web画面、音声編集、生成動画はそれぞれ仕事が異なります。最初に作りたい納品物を決めると、必要なツールを絞れます。
Canva|SNS画像や資料を形にする
できること:Canvaは、テンプレートを使った画像、プレゼン資料、動画などを作るツールです。AIによる文章や素材づくりの補助もあります。公式サイト
仕事の例:SNS画像、チラシ、サムネイル、営業資料、講座スライドの制作。読みやすさや色・書体を整えて仕上げます。
向く人:制作を試す初心者に優先したい候補。テンプレートを目的に合わせて調整し、素材の利用条件は納品方法に応じて確認しましょう。
Adobe Firefly|画像や動画の素材を生成・編集する
できること:Adobe Fireflyは、画像・動画・音声などの生成や編集を扱うサービスです。指示から素材案を作り、背景などを調整できます。公式サイト
仕事の例:広告や記事のビジュアル案、企画イメージ、動画素材づくり。生成後は選定やレイアウト調整をして完成品にします。
向く人:画像制作を試す初心者にも候補。Adobe製モデルと第三者モデルでは条件が同一とは限らないため、使うモデルの条件を確認してください。
Figma|Webやアプリの画面を設計する
できること:Figmaは、Web・アプリ画面のデザイン、試作、共同編集に使うツールです。画面のつながりや操作の流れも共有できます。公式サイト
仕事の例:LPのデザイン、アプリ画面の試作、サイト改善案、開発担当者に渡す画面設計。
向く人:WebデザインやUI制作を学ぶ人向けの専門候補。SNS画像が目的ならCanva、画面設計を仕事にしたいならFigmaと、納品物から選びましょう。
Descript|文字を編集する感覚で音声・動画を整える
できること:Descriptは、文字起こしした文章を編集して音声・動画を切り貼りできるツールです。録音・録画、音声調整、字幕なども扱えます。公式サイト
仕事の例:対応言語のインタビューや講座動画の編集、ポッドキャストの整理、短いクリップ制作。
向く人:対応言語の音声・動画を扱う人向け。公式の文字起こし言語一覧に日本語は含まれていません。動画翻訳とは別機能なので、日本語録音の自動文字起こしを前提に選ばないでください。
Runway|生成動画や映像表現を制作する
できること:Runwayは、AIによる画像・動画の生成と映像編集を扱うサービスです。素材から映像案を作り、背景や照明などを調整できます。公式サイト
仕事の例:SNSの短い映像、広告の演出案、絵コンテからの試作、既存動画に加える素材づくり。
向く人:動画制作や演出を学ぶ人向けの専門候補。映像のつながりや不自然な部分を見分ける力が必要なので、短い作品から練習しましょう。
売る:営業・提案を準備する
営業では、文章AIで提案の下書きを作り、Canvaで営業資料を整える使い方もできます。ここで紹介するHubSpotとSalesforceは、主に顧客や商談を管理する仕組みです。提案資料の制作と、顧客情報の管理では役割が異なります。
HubSpot|顧客と営業のやり取りを管理する
できること:HubSpotは、顧客情報、商談、連絡履歴、タスクをまとめるCRMです。CRMは顧客との関係を管理する仕組みで、営業準備などのAI支援もあります。公式サイト
仕事の例:制作受託の見込み客管理、営業代行の連絡履歴整理、商談後の対応漏れを減らす支援。
向く人:複数顧客を継続して担当する人向け。初心者の必須ツールではなく、顧客管理に手間がかかり始めた段階で検討しましょう。
Salesforce|企業の営業活動を支える
できること:Salesforceは、顧客・商談データ、営業活動、分析を扱うCRMプラットフォームです。AIを使った営業支援や自動化も提供しています。公式サイト
仕事の例:導入企業の営業事務、データ整理、レポート作成、設定・運用支援。
向く人:企業の営業支援や業務改善を学ぶ人向けの専門候補。個人の副業開始に必須ではなく、取引先の環境で使えることを仕事につなげる道具です。
届ける:教材・説明動画を作る
説明動画や教材は、作るだけでなく、相手が理解できる内容にすることが仕事になります。アバター動画や翻訳を使う場合も、原稿、用語、読み方を整える工程が必要です。録音や録画を編集して教材にする用途は、Descriptの紹介も参考にしてください。
Synthesia|原稿や資料を説明動画にする
できること:Synthesiaは、AIアバターや音声による動画制作、動画翻訳などを扱うサービスです。資料や原稿を説明動画にする用途があります。公式サイト
仕事の例:社内研修、操作説明、講座の導入動画、手順を伝える教材。原稿を短く区切り、画面や資料と組み合わせます。
向く人:教材・説明資料を仕事にしたい人向け。初心者も試せますが、受託には構成と内容の確認が必要。使う言語や書き出し条件も確認しましょう。
HeyGen|アバター動画や多言語版を作る
できること:HeyGenは、AIアバター動画や動画の翻訳・吹き替えを扱うサービスです。原稿を動画にし、別の言語で届ける用途があります。公式サイト
仕事の例:サービス紹介、講座案内、海外向け動画の制作支援。市場に合う表現や専門用語まで整えます。
向く人:動画・語学の経験を生かす人向け。初心者は短い説明動画から試し、翻訳を受託する際は、その言語の内容を確認できる人や工程を用意しましょう。
管理する:案件・作業を管理する
管理ツールは、納期や情報を整理するために使います。Notionは資料と案件の整理、Asanaは担当と進行管理、LinearとJiraは開発などの課題管理、n8nはサービス間の自動化が中心です。重なる部分があっても、5つすべてを使う必要はありません。
Notion|案件と資料をまとめる
できること:Notionは、文書、ナレッジ、プロジェクトをまとめるツールです。案件と資料を結び付け、議事録や手順を整理できます。AI支援もあります。公式サイト
仕事の例:案件・納期管理、依頼主と共有する制作手順、マニュアルや社内情報の整理。
向く人:初心者にも追加しやすい候補。最初は案件名・納期・状況を一覧にし、今ある資料を見つけやすくする用途から始めましょう。
Asana|担当と期限を決めて案件を進める
できること:Asanaは、タスク、担当者、期限、進捗を管理するツールです。作業のつながりを整理し、自動化やAI支援も使えます。公式サイト
仕事の例:SNS投稿計画、複数人の制作案件、修正対応、定期レポートの進行管理。誰がいつまでに何をするかを共有します。
向く人:初心者でも使えますが、共同作業や案件数が増えた人向け。1人の小さな案件なら、現在の管理方法で足りるかを先に見極めましょう。
Linear|開発の課題や改善要望を管理する
できること:Linearは、製品開発の課題、プロジェクト、ロードマップを管理するツールです。顧客要望を課題に整理し、優先順位を付けられます。公式サイト
仕事の例:Webアプリの受託開発、不具合修正、継続的な機能改善。要望を具体的な作業に分けて追います。
向く人:開発者や製品づくりに関わる人向けの専門候補。一般的な副業メモのために必須ではなく、開発案件や取引先の環境に合わせて選びます。
Jira|チームの課題と作業の流れを管理する
できること:Jiraは、作業の分解、担当割り当て、進捗確認を行う管理ツールです。ボードやタイムラインで状況を確認し、AI支援も使えます。公式サイト
仕事の例:開発チームの課題整理、不具合の記録、継続制作の進行管理。
向く人:チーム開発や企業案件の専門候補。初心者が個人のタスク管理に導入するより、取引先が使っている場合に必要な操作を覚える方が実践的です。
n8n|複数のサービスをつないで作業を自動化する
できること:n8nは、処理を画面上でつなぎ、サービスやAPIと連携する自動化ツールです。AI処理や条件分岐、コードを組み合わせられます。公式サイト
仕事の例:フォーム回答の案件登録、情報の転記、レポートの材料集め、担当者への通知。
向く人:業務改善を学ぶ人向けの専門候補。連携設定、データの扱い、失敗時の確認まで必要なので、初心者は小さな作業を1つ自動化して学びましょう。
作り込む:Web・アプリを開発する
開発系AIは、コードの理解、実装、修正、テストなどを支援します。用途が重なるので、作業環境に合う1つから始めて構いません。受託するには、AIが作ったものの動作と品質を確認し、問題があれば修正できる基礎スキルが必要です。画面が表示できたことだけで完成と判断せず、依頼された操作やデータの扱いまで確認します。
Codex|コードの調査から実装・修正まで支援する
できること:Codexは、コードの作成・確認・修正を支援するOpenAIの開発向けAIです。作業と完成条件を伝え、結果を確認しながら進めます。公式サイト
仕事の例:Webサイトの修正、小さな業務ツール、データ整理用の処理、アプリ機能の実装。
向く人:開発や業務ツールづくりを学ぶ人向けの専門候補。初心者は小さな試作から学び、まとまった実装や修正を頼みたい場合に候補になります。
Claude Code|実装、バグ修正、テストを進める
できること:Claude Codeは、コードの調査、実装、バグ修正、テストを扱う開発向けAIです。既存のプロジェクトを読んで変更する用途があります。公式サイト
仕事の例:サイトの機能修正、業務スクリプト、テスト整備、アプリ改善。
向く人:既存プロジェクトの保守・改修に取り組む人向けの専門候補。初心者は開発環境の基礎を学びながら、小さな変更で試しましょう。
Cursor|画面でコードを見ながら開発を進める
できること:Cursorは、AIによるコードの実装・編集・テストを支援する開発ツールです。画面でコードを確認し、エージェントに作業を任せる使い方もできます。公式サイト
仕事の例:LPやWebアプリの制作、既存コードの修正、機能追加。
向く人:画面でコードや修正箇所を確かめながら進めたい人向けの専門候補。初心者は小さなページ制作から、編集と開発の流れを覚えましょう。
GitHub Copilot|既存の開発環境で実装と確認を補助する
できること:GitHub Copilotは、コードの補完、説明、編集、レビューなどを支援するツールです。GitHubやエディタを使う開発の流れに組み込めます。公式サイト
仕事の例:開発受託の実装・修正、コードの理解、テストやレビューの補助。
向く人:GitHubや使い慣れたエディタで開発を進めたい人向けの専門候補。初心者は基礎学習と組み合わせ、コード補完や説明から試せます。
ツールを増やす前に、1つの仕事を完成させる
「誰の、どんな困りごとを解決するか」を決め、サンプルを1つ完成させましょう。画像なら伝わりやすさ、記事なら正確さ、業務自動化なら削減できる手間と運用方法が仕事の評価につながります。
作って、確認して、修正する工程で足りない機能が分かったら、必要な道具を追加してください。
公式情報の確認日:2026年10月7日。機能・対応言語・プラン・利用条件は変更されることがあります。仕事内容の例と初心者向け・専門向けの区分は編集上の判断であり、全製品を実操作して性能を比較したものではありません。導入や納品の前に、使う機能・素材・モデルの条件を公式情報で確認してください。




