
クラウドワークスのプロフィールは、「すごい経歴」より「何を、どこまで、いつ対応できるか」が伝わることが大切です。受注実績がなくても、本業・学習・自主制作で確認できる経験は書けます。ただし、経験していない仕事や成果を実績として載せてはいけません。
この記事では、自己PRの組み立て方、文章・事務・デザインの例文、ポートフォリオの準備を整理します。案件ごとの応募メッセージはクラウドワークスの提案文の書き方、料金や利用の流れはサービス紹介で確認できます。
この記事の目次 8項目
書き始める前に、受けたい仕事を1つ決める
最初から「ライター・デザイン・動画・事務、何でもできます」と並べると、発注者が任せる仕事を判断しにくくなります。まず、現在の道具と経験で納品できる作業を1つ選びます。プロフィール全体をその仕事に合わせ、別分野の経験は関連する部分だけ添えてください。
たとえば「Excelが使える」だけでは範囲が不明です。「指定フォーマットへの入力、並べ替え、フィルター、重複確認ができる」と書けば、頼める作業が具体化します。使ったことのない関数やマクロまで対応可能に含める必要はありません。
| 受けたい仕事 | 先に整理すること | 見せられる材料 |
|---|---|---|
| 記事作成 | 書けるテーマ、調査方法、対応工程 | 自主制作の記事と参照元 |
| 入力・事務 | 使える機能、確認手順、対応時間帯 | 架空データで作った整理表 |
| バナー制作 | 使用ツール、制作範囲、納品形式 | 架空の依頼を想定した作品と説明 |
自己PRは6項目で組み立てる

1.最初の一文で、引き受ける作業を伝える
長い挨拶や応募動機より先に、「商品紹介記事の執筆に対応します」「指定リストの入力・整理を承ります」など、仕事の内容を書きます。ひとことアピールを設定する場合も、抽象的な意欲ではなく作業と強みを短くまとめるのが編集部のおすすめです。
2.経歴は、その仕事に関係する事実に絞る
勤務先名を出さなくても、「小売店で接客と商品説明を担当」「事務職で売上データの入力・確認を担当」のように説明できます。勤務年数や担当範囲は事実だけを書き、会社の売上やチームの成果を自分一人の実績にしないようにします。
3.できる作業と、相談が必要な作業を分ける
執筆なら、構成・本文・画像選定・入稿のどこまでか。デザインなら、素材支給の有無や編集データの納品可否まで区切ります。「要相談」を多用するより、「本文作成に対応。取材と撮影は対象外」と具体的に書く方が依頼のずれを減らせます。
4.作品には、自分が担当した部分を添える
URLだけを並べず、目的、対象読者、担当工程、自主制作か受託かを書きます。共同制作なら自分の担当を明示してください。顧客の名前・資料・納品物は、掲載できる権利や許可を確認してから使います。実案件の資料を伏せ字にするだけでは公開可能とは限りません。
5.稼働時間と返信時間を分ける
「週8時間作業できる」と「日中に返信できる」は別の条件です。本業や家事の予定を含めて、無理なく守れる時間帯を書きます。「24時間即返信」など、実際には続けられない約束をする必要はありません。納期は案件ごとに作業量を見て合意します。
6.仕事の進め方を一文で示す
「不明点は着手前に確認し、予定に変更が出る場合は早めに相談します」のように、具体的な連絡方針を書きます。「責任感があります」を重ねるより、依頼者が進行を想像できる説明を置きましょう。
置き換えて使える自己PRの基本テンプレート
以下は編集部作成のひな形です。角括弧を事実に置き換え、該当しない項目は削除してください。文字数を埋めることより、各項目に具体的な情報があることを優先します。
[引き受ける作業]に対応しています。[関連する経験]を活かし、[具体的にできること]をお手伝いします。
【対応業務】
・[工程・作業内容]
・[納品できる形式]
※[対応外の作業、事前相談が必要な内容]【経験・制作物】
[事実として説明できる担当業務]
[作品の場所/自主制作か受託か/担当範囲]【使用ツール】
[ツール名と実際に使える機能]【稼働・連絡】
週[時間]程度、主に[曜日・時間帯]に作業します。メッセージは[確認できる時間帯]に確認します。納期は作業内容を確認してご相談します。不明点は着手前に整理し、確認事項をまとめてご連絡します。
職種別の例文:未経験の範囲まで正直に書く
次の3例は架空の人物を想定した記入例です。そのまま経歴として使わず、自分が説明・再現できる内容に直してください。
文章を書く仕事の例
生活用品の商品紹介記事の執筆に対応します。小売店で商品説明を担当した経験があり、使う場面や購入前の疑問を整理して伝えることを意識しています。
対応範囲は、公開資料の調査と本文作成です。取材・撮影・専門資格が必要な監修は対応していません。ポートフォリオに、日用品をテーマにした自主制作記事を掲載しています。参照した情報と、自分の感想を分けて記載しています。
平日夜と土曜に週6時間程度作業できます。実案件での執筆はこれからのため、最初は内容と納期を確認できる1記事からご相談したいと考えています。
この例では、販売経験を執筆実績に言い換えていません。記事をまだ作っていないなら「掲載しています」は使わず、先にサンプルを用意しましょう。
入力・事務の仕事の例
指定フォーマットへのデータ入力とリスト整理に対応します。事務職で、売上データの入力と原票との照合を担当してきました。
Excelでは入力、並べ替え、フィルター、SUM関数を使用できます。マクロ作成や会計判断が必要な業務は対象外です。入力後は件数と空欄を確認し、判読できない箇所は推測せず一覧にして確認します。
作業は平日20〜22時の範囲で週8時間程度です。日中の常時対応が必要な業務はお受けできません。
「ミスをしません」と断言するより、どう確認するかを書きます。秘密情報を扱った経験の説明と、その資料を公開することも分けて考えてください。
デザインの仕事の例
支給された文章・画像を使ったバナー制作に対応します。Canvaで文字組み、画像配置、サイズ調整を行えます。
ポートフォリオには、架空のイベント告知を想定した自主制作を掲載しています。依頼を受けた実績ではありません。各作品に、想定する読者と情報の優先順位を記載しています。
納品形式や素材の利用条件は事前に確認します。ロゴ制作、イラストの描き起こし、印刷物の入稿データ制作は対応範囲に含めていません。
ツールを使えることと、あらゆるデザイン制作ができることは同じではありません。編集可能なデータの提供や有料素材の扱いも、引き受ける前に確認します。
実績がない場合は、自主制作を1つ完成させる
募集されている作業を観察し、特定の発注者から依頼された仕事ではない練習課題を作ります。記事なら読者とテーマを決めて調査・執筆・見直しまで。事務なら自分で作った架空データを整理。バナーならサイズと掲載目的を決め、完成画像に説明を添えます。
作品数だけを増やすより、「指定された条件に沿って完成させられる」と伝わる1点を優先してください。制作時間も測っておくと、後の見積もりに使えます。他人の作品を写して自作として出したり、実在企業の依頼を受けたように見せたりしてはいけません。
クラウドワークス公式ヘルプでは、Webの「プロフィール編集」から「ポートフォリオ・経歴登録」を開く手順を案内しています。保存後は公開プロフィールも確認し、画像や説明が意図どおりに表示されるか見直します。公式:ポートフォリオの編集方法
公開前のチェックリスト
- 最初の一文で、頼める作業が分かる
- 未経験と経験済みの範囲が混ざっていない
- 作品は自主制作・共同制作・受託の区別がある
- ツール名だけでなく、できる操作を書いた
- 稼働時間と返信できる時間が現実的である
- 住所・電話番号・勤務先の秘密など、不要な個人情報を入れていない
- 画像・文章・資料を公開する権利や許可を確認した
公開プロフィールは非公開にできないと公式が案内しています。公開したくない情報を公開欄に入れないことが前提です。本人確認書類の提出先と、誰でも見られる自己PR欄を混同しないでください。公式:公開プロフィールの非公開設定について
よくある質問
「初心者です」と書くと不利ですか?
受注への影響を一律に断言はできません。大切なのは、経験のない範囲を隠さず、現在できる作業と判断材料を示すことです。「初心者なので教えてください」だけで終わらせず、サンプルと対応範囲を添えてください。
AIで自己PRを書いてもよいですか?
文章の整理に使う場合も、架空の職歴・資格・成果が混ざっていないか自分で確認します。顧客資料などの秘密情報を無断で入力せず、最終文は自分の言葉で説明できる状態にしてください。
プロフィールが完成するまで応募を待つべきですか?
完璧になるまで何週間も待つ必要はありません。対応範囲・経験・連絡時間・見せられる材料が整ったら、条件の合う募集を確認します。応募の反応や実際の作業を踏まえ、説明が足りなかった点を追記していきます。
次は、募集内容に合わせた提案文を作る
プロフィールは共通の紹介、提案文はその募集への回答です。経歴を全部貼り付けるのではなく、応募先に関係する経験と条件を選び直します。
編集:みんなの副業 編集部(株式会社NO CAP)/確認日:2026年9月9日。操作・公開範囲はクラウドワークス公式ヘルプを確認。構成・例文・チェックリストは編集部の提案で、受注率の改善を実測したものではありません。




